自分との闘い

でも、これが大きな間違いだった

年が明けて、おじさんは持病のために亡くなった

私は、あの時に嫌でも会っていればって思うようになったんだ

そうしたら、なにか少しは変わっていたかもしれない

ただ私がこんな思いをしなくてよかったかもしれない

私があの時に会わなかったからおじさんは死んでしまった
と、思うようになった

私だけが我慢して無理してればよかったんだって

そういう思いがずっとあったから

私はまた、フラッシュバック、幻覚・幻聴に悩まされた

幻覚には、私のことを睨むおじさんの姿

幻聴には、私のことを人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し…………………

ってずっと言っている男の人の声

幻聴から、いつしか私は人殺しだと思うようになっていった
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