天然彼女とイケメン君
「は、はい!」


「え、まじで?付き合ってくれるの?」



顔を真っ赤にしながら、コクコクと何回も頷く。


「ありがと!付き合ってくれるとは思わなかった。あー、緊張した」



そう言って笑う玲音くんが愛しいと思った。



「だ、だって…あたしも玲音くんがす、す…好きだもん」



今絶対顔赤い…。自分でもわかる。




「やばいっ、めっちゃ嬉しい!ありがとな、美亜!」



あ…さりげなく呼び捨てになってる。


なんか、カップルって感じするな…呼び捨てって。




あたしも勇気を出して。



「うんっ!あたしも嬉しいよ、ありがと…玲音」


恥ずかしい…っ。



俯いていると玲音の声。



「うあー…。美亜に呼び捨てにされると調子狂う…。」



思わず顔を上げると、案の定、顔と耳が真っ赤な玲音。



「えっ、あ…じゃあ玲音くんに戻そっか?」



「いや…そのまま呼び捨てでお願いします」





「…はいっ」




恋する事がこんなにも幸せだなんて思ってもいなかった。



きっと玲音のおかげだよね。



もっともっと幸せになりたい。










そう思えたよ、玲音。
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