オトナになるまで待たないで
ふと、周りを見回した。


見覚えのある部屋の造りだ。



お母さんが居たのは、何階だったっけな?

確か、もっと上の方だった。


この病院は、お母さんが最期の2ヶ月を過ごした場所だ。


―これからは、あなたが自分のお母さんにならないとね―

そう言ってくれた看護婦さんは、まだ居るだろうか。
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