Lave Story




俺の付き合ってた奴と、その友達らしき女達の声がろうかまで聞こえてきた。


「和也君さ、顔がいいから告ったけどー、好きとも言ってくんなしぃ、チューもしてくんないんだよねー」


「えー!まだチューしてないの!?」


「あり得ないよね?飽きてきたしそろそろ別れよっかなー」



…………その日、俺からフってそいつとは別れた。別に好きでもなかったから、ショックなんてことはなかった。


けど、その日から俺は、誰とも付き合わなくなった。


もし、本気で好きになって、あんな風に言われるのが怖いから。



「好き」


あいつらがよく口にするそれは、俺のことが好きなんじゃなくて、俺の顔が好きなだけ。


だから俺は、誰も好きにならないし、誰とも付き合わない……



「…ずっ。和!おーい、和くーん?」


陵の声で、ハッと我にかえった。



< 3 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop