短編集‥*.°
…ゾワリと、鳥肌が立った。
それと同時に、思い出した。
レイは嫉妬深かったって事。
ちょっと話しただけの男の子を殴って、留置場に行ったり。
私がブルッと震えたのを見て、レイは「寒いのか?」と声をかけてくれる。
一見普通の声の奥にはきっと。
…狂った愛が積もってる。
…ボソッと呟いた、レイ。
「俺やっぱり…ナノと一つになりたい」
…これ以上なにをするの…レイの姿が扉に消え、次に現れた時に持っていたモノを見て…目を見開いた――。
「…やめ…て」
「さっき考えたけどこの小屋に一生一緒にいるだけじゃ俺は満足できない心はナノと一つになれても肉体は離れてるそれは絶対に嫌だだからナノ…。
俺の身体の一部になってくれる?」
レイは、斧を振り上げた――。