僕の眠り姫[短編]
僕の失敗
夕方に彼女がやってきた。

「今日のおやつはプリンでーす♪」

と言ってスプーンを口に運びなから
僕の部屋でテレビに釘付けになっている。


彼女が言うには、お笑い番組は寝る暇を与えない魅力があるらしい。

でも、彼女のことだから寝てしまう可能性は高いはず。

僕は昨日見てしまったので、仕方なくベッドで文庫本を読むことにした。


これがいけなかった。

何だか本の字がよく見えない。
瞼が重い…

少しだけ、少しだけなら…

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