ご主人様に恋をしたっ‼︎ ~甘々いじわる編~
――コンコンコン。


一颯の部屋のドアをノックする音が聞こえた。


「あ、ウメさんだ」


そんな言葉をボソッとつぶやく一颯。


あたしから目を逸らして、チラッとドアに視線を向ける。


「もう、6時30分か。
早いな」


……って、一颯は名残惜しそうに言ったけど。


「う、ウメさんっ!?」


あたしは、一颯みたいに冷静ではいられない。
< 64 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop