過去と現在
第五章:最期の姿
噂を聞いてから
何日かした日だった。
俺は友達と出掛けてて
偶然アイツを見かけて
友達がどこかに向かうアイツを
遠くから呼び止めた。
アイツは振り向いて
悲し気な笑顔で
確実に俺を見て
有難う…ごめんね…
と言ったんだ。
俺は意味がわからなくて
ただうざったいだけだった。
そして友達がアイツに
なんて言ったか確認すると
いつもまたねと言うアイツが
サヨナラと言って
走って行った。