素顔のキスは残業後に
そうだった。
それはクリスマスを一緒に過ごした北海道旅行で柏原さんが提案してくれたことで、
「社外では上司も部下もないからな」
そう言ってくれた気遣いが嬉しいって思うけど。なかなか慣れるまで時間がかかりそうなんだよね。
(五月さんには、「友花ちゃんにべた惚れなんだから、顎で使ってやればいいよー」なんて言われたけど。とんでもないですよ、ハイ)
「そっ、そうでしたね。すみませっ」
あぁ、言われたそばからまたしても……
今度は「ふふ」なんて首を傾けて誤魔化してみると、私を見つめる瞳が柔らかく細まり、
昨日の夜ずっと腕枕をしてくれていた腕が私の頭を引き寄せる。
コツンと静かに額がぶつかり、見つめ合う一瞬。
柏原さんから「ふっ」と短い吐息が漏れ、至近距離にある瞳が挑発的な色を添える。
キスで潤ったばかりの下唇を親指でなぞり上げられた。
「桜井のくせに、誘うの上手すぎ」
それはクリスマスを一緒に過ごした北海道旅行で柏原さんが提案してくれたことで、
「社外では上司も部下もないからな」
そう言ってくれた気遣いが嬉しいって思うけど。なかなか慣れるまで時間がかかりそうなんだよね。
(五月さんには、「友花ちゃんにべた惚れなんだから、顎で使ってやればいいよー」なんて言われたけど。とんでもないですよ、ハイ)
「そっ、そうでしたね。すみませっ」
あぁ、言われたそばからまたしても……
今度は「ふふ」なんて首を傾けて誤魔化してみると、私を見つめる瞳が柔らかく細まり、
昨日の夜ずっと腕枕をしてくれていた腕が私の頭を引き寄せる。
コツンと静かに額がぶつかり、見つめ合う一瞬。
柏原さんから「ふっ」と短い吐息が漏れ、至近距離にある瞳が挑発的な色を添える。
キスで潤ったばかりの下唇を親指でなぞり上げられた。
「桜井のくせに、誘うの上手すぎ」