Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
そう…なのか?



確かに…

そーかもだけど…



じゃあ、なんだったんだ!?

今までのアタシって、なんだったんだよ!



間違ってたのか…!?


そんな事ない!

そんな事、認めらんねーよ!!


「じゃあ、
どーすれば良かったんだよっ!!」


否定された自分を打ち消すように、怒りをぶつけた。


「咲陽、落ち着けよ!」

ナオはアタシの肩を掴んだ。


「負けないって事は…
その過去に勝つって事は…

そいつら以上に、傷を付ける事じゃない!

付けられた傷を、消してく事だろ!」







頭の中に…心臓に…
カミナリが突き抜けたみたいだった。





だけど…



「簡単にゆーなよ…」


とたんに、涙が溢れてきた。


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