Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
「あんだけ食っといて、よく入るよな」

チーズケーキを頬張るナオにツッコむ。


「甘いもんは別腹ってゆーだろ?
それに、チーズケーキすげー好きだし!

咲陽は!?」


「まぁ、フツーに好きだけど…」


「ココのすげぇウマイよ」

そう言って、チーズケーキをすくったスプーンを口元に近づけて来た。


そんな照れくさい事、出来るかよ!


「アタシは、いーって!」

それを手で避けた。


「なに?口移しが い?」

からかうように、微笑むナオ。


はァ!?


「スプーンでいーし!」

アタシは、ナオの差し出したスプーンを
口に入れた。


あ…ほんとウマイ。


「咲陽、食い方がエロっ!」

って、無邪気に笑うナオ。



うるせーよ。



つーか…

なんかナオのペースだな。


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