Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
こんなに喜ぶとは、思わなかった…


ナオは、一見クールで、

よく笑うけど…
基本ポーカーフェースで、

いつも余裕たっぷりだったから…


こんな取り乱してんのを見て、驚いた。




ナオもすごく…辛かったんだな…


なのに、店にまで来てくれて…




どんなアタシも、支えようとしてくれてたんだな…。




もっと早く、こうすれば良かった。



ゴメンな…ナオ。






「住むトコは心配すんなよ、すぐ借りとくから…

だけど…オレは一緒に暮らしたい」


求めるように見つめるナオの瞳と、
その言葉に…


胸が、ぎゅっと締め付けられる…!



アタシもナオと暮らしたい…

「じゃあ…

どっちの部屋、使ったらい?
明日から荷物運ぶから…」



こんな可愛くない返事しか出来ないアタシに…


「奥の部屋使えよ!
ちょっと片付けてくる!」

って、嬉しそうなナオ。


< 139 / 294 >

この作品をシェア

pagetop