Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
「咲陽」

そう呼べるだけで…

すげー嬉しい!!



咲陽に、
ほんとのキミに…

ちゃんと気持ちを伝えたかった。




けど、困ってるキミ。


ただオレが好きなだけだから…

困らせたくなくて、そっと頭を撫でた。






そんなキミが、
何か深刻な感じで、話そうとしてた。



もしかして、あの日の話か!?


もう、抱えきれなくなったのか…?



だとしたら、少しでも心に寄り添いたい

そんな想いで、ぎゅっと手を握った。




キミはどんな思いだったんだろう…

オレは、一緒にそれを背負いたい。



それは…




想像以上の辛さだった。



あの日の場面が甦って…


心が傷んだ。



アイツらをぶっ殺したい気持ちになって…

思わず、手に力がこもる。


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