夢★物語


肩を温かいものが掴みました。


あたしは、のしかかっているのが人だと分かりました。
しかも、あたしより背が高い人だとも。


「誰?どけよ。」
すると、低い声で返事が返ってきました。
「良いだろ?一番後ろだからバレねぇよ。」
あたしは、一番後ろの列に並んでいました。




………男っ??
誰が後ろに居るか分かりませんが、恐らくあたしにとっては友達の関係の人です。
しかも普通の時に冗談でだったら良いのですが、さすがに授業中はヤバいです。


「ねえ、退いて。誰?○○?◇◇?」
あたしは声のトーンから考えられる名前を並べましたが、男は「違ーう」の一点張り。あたしは男を背中から振り落とす為に、左右に揺れ始めました。


さすがにうるさくなったのでしょう。先生が見に来ました。
男があたしから離れました。
あたしは後ろを振り返って驚きました。
「………☆☆……………」

…あたしが想像してた、誰とも違っていました。





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