彼氏に依存されました。


女の子のマネ志願は、隠岐君が丁重と言う名の圧力でお断りした。たったひとり、異議を唱えた大毅は隠岐君から冷たい視線を浴びせられる。


頭を冷やせと珍しく怒鳴られた大毅は拗ねて、その女の子と体育館から姿を消した。


私は大毅の行方より、大毅を一喝した隠岐君に目がいっていた。なんと言うかいつ見てもこのギャップにやられてしまう。普段穏和なのにいざと言うときの鶴の一声。格好よすぎるよ。

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