いつか見つけてね２
＊

その時、トントンと入口のドアがノックされてさっきの男が顔を出した。

そしてアンディに耳打ちすると

「そうか、とうせ。


やっぱり連れてきたんじゃないか。

ファミリーが一番だもんな。」

何を言っているのか解りかねていると、ドアを開けてまりなが入ってきた。

深くお辞儀をしてアンディに挨拶するのも秘書として完璧にこなす。


「まりな、わざわざありがとう。


もう帰っていいぞ。

今日は急で悪かったな。ありがとう。」

そう言うと俺の側に来て耳打ちする彼女が

「この埋め合わせはきっちりおねがいしますね。」

と言い俺は、ああ、というと彼女は部屋を出ようとした。



「おいおい、大事なファミリー帰すなんてお前は何をやっている！」


そういうとアンディが歩み寄って彼女を引き止めた。



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