【完】クールな同級生と、秘密の婚約!?
「でも、これからは私が湊の隣にいる。私は湊のこと捨てたりしないから。
だからね、湊の苦しみ、私に半分背負わせて……?」
私にできる事はちっぽけかもしれないけど、湊の力になりたい。
「湊のそばに、いさせてください……!」
涙声を振り絞った――次の瞬間、突然腕を引かれて。
はっとした時にはもう、私は彼の腕の中にいた。
「……っ」
びっくりして硬直する体。
でも温かさに包まれて、胸がいっぱいになる。