【完】クールな同級生と、秘密の婚約!?






眩しい日の光に目を覚ました俺は、隣ですやすやと穏やかに眠る亜瑚を見つけた。


あ……。俺の手、握ってる。


輪郭を指でたどるように、亜瑚の頬を優しく撫でる。

すると、亜瑚は幸せそうにほころんで、寝言を呟いた。


「湊……。好き、だよ……」


あまりに可愛い寝言に思わず苦笑して、俺は上体を起こし、亜瑚を見下ろした。


亜瑚の寝顔を見ていると、なんだか不思議な幸せが心に満ちてくる──。

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