続・危険なアイツと同居生活




ー桜sideー






トイレから出たあたしは、ふと半開きのドアに気付いた。

そこは確かFの控え室。

胸がドキドキした。






前に家に来た時、碧を余計に好きになった。

ライブなどでは決して見せない優しい顔、あの穏やかな性格。

お姉ちゃんにはもったいないと思えるほど。





そして、そんな碧をもっと見たくて。

あたしは控え室の中を覗いていた。






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