殺戮都市
「どうして隣の軍を選んじゃったんだろうね。同じ軍だったら、こんなに辛くなかったのに」
そう言った理沙の目から涙がこぼれ落ちる。
元の世界にいた時は、一度も見たことがない悲しげな表情。
俺はそっと理沙の頭を撫でて、なだめる事しか出来ない。
彼氏なのに……理沙に対してしてあげられる事が何も思い付かない。
考えて考えて、唯一二人で助かる方法を思い付いたけど……それは本当に出来るのか。
その方法は、俺が西軍のキングを破壊して元の世界に戻った後、理沙が南軍のキングを破壊するというもの。
だけど、南軍のキングの場所さえ知らない俺が、西軍に侵攻してキングを破壊するなんて出来るのか……。
約束なんて出来ない。
でも、それに賭けるしか方法がないのだ。
「大丈夫……俺が何とかする」
強く、理沙の頭を引き寄せて、唇と唇が触れそうな距離でそう呟いて。
殺し合いが行われている街中で、俺と理沙は唇を重ねた。
どうしようもない状況に置かれて、不安を掻き消すように。
お互いに離れたくないと思っていたのか、そのキスは途切れる事なくずっと続いた。
端末から、終了予告の声が聞こえるまで。
そう言った理沙の目から涙がこぼれ落ちる。
元の世界にいた時は、一度も見たことがない悲しげな表情。
俺はそっと理沙の頭を撫でて、なだめる事しか出来ない。
彼氏なのに……理沙に対してしてあげられる事が何も思い付かない。
考えて考えて、唯一二人で助かる方法を思い付いたけど……それは本当に出来るのか。
その方法は、俺が西軍のキングを破壊して元の世界に戻った後、理沙が南軍のキングを破壊するというもの。
だけど、南軍のキングの場所さえ知らない俺が、西軍に侵攻してキングを破壊するなんて出来るのか……。
約束なんて出来ない。
でも、それに賭けるしか方法がないのだ。
「大丈夫……俺が何とかする」
強く、理沙の頭を引き寄せて、唇と唇が触れそうな距離でそう呟いて。
殺し合いが行われている街中で、俺と理沙は唇を重ねた。
どうしようもない状況に置かれて、不安を掻き消すように。
お互いに離れたくないと思っていたのか、そのキスは途切れる事なくずっと続いた。
端末から、終了予告の声が聞こえるまで。