恋の神様はどこにいる?
今までどうしてエッチができなかったのかわからないくらい、今の私は貪欲に志貴を求めていて。志貴に感じる場所を探られると、もっとと言わんばかりに志貴の首にしがみつき甘い吐息を漏らし続ける。
志貴が身体中に残していくキスの痕は、その数の分だけ私の身体をどんどん敏感にさせていき。志貴とひとつに繋がると、すぐにピークを迎えてしまった。
「ごめんなさい」
志貴に背中を向けて、ポツリと呟く。
いくら久しぶりだからといって、これでは志貴に申し訳ない。でも迎えてしまったものは、どうすることもできなくて。恥ずかしさから、布団を頭からスッポリと被った。
でもそれは志貴によって、無情にもすぐに剥がされてしまい。
「俺も悪かった。小町の反応が可愛すぎて、執拗に攻めすぎた。でも心配するな、夜はまだ長い」
志貴はそう言って私の身体をギュッと抱きしめると、子供をあやすように背中をポンポンし始めた。
夜はまだ長い? それってもしかするともしかして……。
志貴の顔を見上げれば、微笑が口角に浮かんでいた。