☆You☆

そして 市役所近くの市街の

最後の交差点の信号待ちで



悠太は

「尚 宮間尚になっても幸せにするから」


そう言って

私に 白い封筒を手渡した


「悠 私も 悠をもっと幸せにする」


タクシーの後部席で

あの頃のふたりみたいに

指切りの約束をした


悠太は照れながら

「その手紙 恥ずかしいから
俺が寝たら読んでね」


悠太は 自分の頭をかきながら
私に言った


私は 悠太から受け取った
白い封筒の手紙を 胸に抱きしめた


その後

交差点の信号が青になって
タクシーは 交差点を通過した


そのすぐ後 私たちの乗るタクシーは

私の座る席の反対側から

大きな凄い衝撃を受けた
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