☆You☆

ジャングルジムの星空


久しぶりの幼稚園


高校生の私たちには
幼稚園を囲む 柵は とても低くて
建物も こんなに小さくて




あの頃の私には この扉が重くて
いつも 門の前に来ると

中にいる悠太が 一緒に開けてくれた



幼稚園の私

毎日 毎日悠太と会えるのが嬉しくて

早く 幼稚園に行きたくて


お母さん はやくはやくって
毎朝 お母さん 急がせた



幼稚園の門を開けると
悠太が いつも 優しい笑顔で

「尚ちゃん おはよー」

いつも 真っ先に 駆け寄ってくれた



小さなブランコや 鉄棒 滑り台

ドジな私は 遊具から落ちて
いつも大泣きしてた

そんなとき悠太はいつも
私が泣き止むまで

私の頭を優しくなでてくれた

< 68 / 127 >

この作品をシェア

pagetop