愛情の鎖


人生って何て残酷なんだろう。


もうこれ以上傷付きたくないのに、気持ちが勝手に育ってく。


水もあげてないのに、好き、という花びらが私の身体中、色鮮やかに咲き誇ろうとしてる。


お願いだから咲かないで。


もうそっとしておいて。


いっそ満開になる前に綺麗サッパリ枯れてしまえばいい…


そうすれば元通り、ほら、作り笑いの上手い普段のわたしに戻れるから。

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