君の背中を見つめる恋
「んじゃ、答え合わせするからなー」



先生が解説をしながら
答えを発表していく。

あたしの手は
さっきから丸ばかり書いていて。


な、中山くん…
頭良すぎじゃない…?


え、どうしよう…
なんか恥ずかしくなってきた。

絶対あたし悲惨な点数に
違いないもん。


あたしの心が焦る中、
どんどん答え合わせが続いていく。


そして、


「じゃぁ1問につき点数5点な。合計点出したらプリント戻して、自分の点数確認後、前へ持って来いよ。60点以下は課題出すからな」


先生の言葉と共に
あたしの目が見開いた。


中山くん…

90点だし。



「…はい、仁科」

「!」

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