あの丘の上で【上】
「そう、ならいいの。…雪菜ちゃんに高瀬や野々宮のことは話さないで。
…それと、雪菜ちゃんを精神的に守ってあげて?」
最後の言葉は僕たちを3人に言ったようだ。
「それは…」
聞き返そうと思っていたその時に、高瀬さんが戻ってきた。
「桜ちゃん、お茶菓子勝手に持ってきたんだけど良かった?」
「もちろん!私たち2人じゃ食べきれないもの。」
高瀬さんと話しているその人は元のように優しい雰囲気だった。