あの丘の上で【上】


「…行こうか。」


庭を抜けて玄関に向かって歩いた。


「すいません、どなたかいらっしゃいませんか?」


インターホンなどはなく、ドアを少し開いて呼びかけた。


「後ろにいるわよ。よく来てくれたわね。」


びっくりして振り返ると、優しそうなお姉さんが立っていた。


「庭に昼食を用意したの、ついて来てくれる?」

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