あの丘の上で【上】


僕も振り返ろうとしたけど、背中に衝撃が走って、何か温かいものに包まれた。


「雪菜にもさっきのことを話しておいてくれよ。」


そう言い残して、アレンさんは消えた。


僕の意識は完全に1人に向く。


「高瀬さん…」


僕を包んでいる腕はわずかに震えていて、顔の右にある頭もうつむいている。

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