あの丘の上で【上】



高瀬さんは悪くないのに。


あんなに無遠慮な言葉を放った僕が悪いのに。


「僕も、何も知らずにあんなこと言ってごめんね?
…高瀬さんは強いから、あぁいっちゃった。女の子なのにね。」


肩口にある頭がふるふると振られる。


「本当は僕が迎えに行かないと行けなかったのにね。高瀬さんに来てもらっちゃったね、ダサいなぁ僕。」


立ち上がって、体を回転させて高瀬さんを抱きしめる。


高瀬さんは安心したのか、体の力が抜けた。

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