あの丘の上で【上】


「…それは無理だ。
彼女は今いる中で最強の能力者だからね。
なんだ?興味あるのか?」


「うーん、ないと言ったら嘘だけど。
よくわからない。」


「…彼女には覚悟がないなら深く関わるな。
覚悟があるなら救ってあげることはできる、と思う。
親のひいき目なしに、お前ならな。」


「…そっか。」

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