愛させろよ。
で、俺はなんでさっきあんな返事をしたんだ?

一も二もなくサッカー部だと、つい五分前まで思っていたのに。

ふと、縦笛の彼女に視線を移した。

彼女はもう、目を閉じて演奏に戻っている。

……やっぱり綺麗だ。

まっすぐな黒い髪が揺れるたび、俺の胸も揺れる。

頭の中に、四字の言葉が落ちてきた。
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