答えて下さい、先生!!
一章

運命ですよね


先生との出会いは中3でした。


「美里、勉強はどうなの?」

私、西村美里は焦っていた。

今は6月。
受験は来年の2月。

そして、私は塾には行っていない。

かといって頭がいいわけではない。

しかし、塾には行きたくないのだ。

「この点数で、どこに行くの?」

お母さんの言うことは正しい。

だから、私は言い返せなくて下を向いていた。



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