二人は甘い初恋関係

「それじゃあ、先生の後に続いて教室に入ってくれる?教壇に上がって、挨拶してね!」


「は、はい……。」


緊張で声が震える。


教室の扉を開けて中に入って行く先生に続いて、私もガチガチになりながら教室に入った。


途端にざわつく室内。


みんなの視線をヒシヒシと感じながら、俯き加減で教壇に上がる。


緊張し過ぎて、クラスの人たちのこと…見れないよ…。


「みんな、おはよう!早速だけど、冬休み前に話をしていた転入生の小春川さんが、今日から…このクラスの仲間に入ります。色々と慣れないことも多いと思うから、小春川さんが困っていたら助けてあげてね。それじゃあ、小春川さん…簡単に挨拶してくれる?」


先生にポンッと優しく肩を叩かれ、私はゆっくりと震える口を開いた。


「あっ、あの……」


心臓、飛び出しそう…。


でも、頑張って自己紹介しなくちゃ…。


「わ、私は……」


名前を口にしようとした時だった。






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