二人は甘い初恋関係
「なんだか、信じられない…。」


「えっ?」


「律矢が、女の子に協力しようとして友達になるなんて…。アイツ、女友達なんて作ったことないのに。」


眞田さんの言葉に、今度は私が驚いてしまった。


「で、でも…水城君って色んな女の子たちと仲良さそうに喋ってるし、女の子の友達…多そうな気がするけど…。」


「前にも言ったと思うけど、律矢…女子たちとは遊び程度の軽い付き合いしかしてないからさ。友達とか…そういうのじゃないんだよ。」


そ、そうなんだ…。


楽しそうに話してる女の子たち、みんな…友達ってわけじゃなかったのか…。


「アイツ、本当は…女子が苦手なんだよね。」


「えっ、水城君が…!?」


更に眞田さんから告げられた驚きの言葉に、目を大きく見開いてしまった。


「うん。女子たちと楽しそうに笑って話したり、放課後…遊びに付き合ったりしてるけど、内心は嫌でたまらないんだと思うよ。」


「…………。」


水城君が女の子を苦手だなんて、信じられない…。


そんな風には、見えないよ…。


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