堅物くんとの恋愛過程
電話の向こうでは今もアタフタしている佐伯くん。
それを1人楽しんで傍観してるのは
悪趣味だよね。
だとしたら
「佐伯くん。実はね?私も同じこと考えてたんだ」
『え……えぇっ!?』
クスッ、驚き過ぎだよ。
「私も佐伯くんが今なにしてるのかな?とか、どんな風に過ごしているのかな?って考えてた」
『胡桃沢さんも、ですか』
「うん!」
純粋に私を思ってくれていた佐伯くんに
私もここは素直に応じなきゃね。
「で、佐伯くんは何してたの?」
『僕は……貴女に送るメールの文面をずっと思慮していました』
「ずっと?」
『えぇ。明確なことを言いますと、メアドを交換した3日前からずっと』
「………」
佐伯くん。
これは何か新手の罰ゲームですか?
もう“好き!”と言ってしまいたい。