堅物くんとの恋愛過程
そうこう考えていると
「文弥くーん!」
前方に眩しいばかりの笑顔を携えた彼女が、僕に手を振り駈け寄ってきてくれていた。
「!」
だから、その笑顔を他の野郎には見せないようにと
あれだけ口を酸っぱくして言っているというのに
貴女はホント罪なヒトだ。
「お待たせ~♪」
「っ!」
「ん?どうしたの?文弥くん」
「あ……いや」
可愛い。
いつも制服姿しか見たことが無かったから
私服姿の舞さんは……また特別違って見えた。
ドキドキと早打ちを始める僕の心臓。
白いフワフワとしたようなワンピースを身に纏う舞さんは
まさに“地上に舞い降りた天使”
あ……だから“舞さん”なのか。
大いに納得である。