仮カノ




一瞬、キュンとしちゃったのは、私だけの秘密。


「もう絶対乗りたくない…。」


ジェットコースターに乗り終わり、近くのベンチに座った。


「そんなに怖かった?」


「……うん。」


「ごめん。
乗らなかったらよかったね。」


「ううん、そんなことないよ。
諒矢さん、楽しかったんでしょ?
私はそれだけでいいから、ね?」



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