仮カノ




「お兄様もお姉様もお久しぶりです。」


「梨月お姉様。
今日は僕と一緒に居てください。」


私が2人に挨拶すると、羽月が急にそう言い出した。


「いいよ。
そのかわり、ちゃんと皆様に挨拶するんだよ?」


「分かりました。」


「では、お兄様、お姉様、また後ほど。」


私はそういって軽く頭を下げ、その場を去った。



< 56 / 267 >

この作品をシェア

pagetop