これからも
thought:光輝

俺。

光輝。


さっきまで、親友の勇助と

水遊びをして帰ってきたところ。


「はぁ…へぇっくしょん!!!!

どあ~~!くしゃみしたぁ~~」


「ちょ、鼻水垂らしてんじゃないわよ!」

たまたま、玄関にやってきた姉貴。

名前は秋美。

俺は、『秋ねぇ』っつってる。


「ほら! 鼻かんで」

秋ねぇに、差し出されたティッシュを

受け取ると、俺は鼻をかんだ。


「ブズゥゥウウウウ!!!!!!

っはぁ…これで、すっきり快適」

「アンタねぇ…もうちょっと、

静かに男らしくかげないの?」

「はぁ? 無茶言うなよ!

しかも、男らしくとか関係ねぇし!」

「だから、モテないのよ」

「今度それかよ! それも今関係ねぇから」


俺は、秋ねぇに言い返せない。


なぜなら、秋ねえは

ホント飽きれるほどに、

告白されて、モテまくってるからだ。


同じ血を受け継いでるのに、

なんで俺はモテねぇんだよ。

意味わかんねぇ!!


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