ミクロコスモス
「混沌が・・・混乱に変わってきている・・・・・・。」



ぽつりと、どこか遠い瞳をして少女は呟いた。


僕は、それをただ見ることしかできなかった。

どうすればいいのかわからなかった。




少女は、真っ直ぐに僕の目を見た。


そして笑う。ちょっと困ったように。



「ごめんね、驚かせて。」


「い、いや、そんな・・・」


「ありがとうね。」




どうしてお礼を言われたのか、わからない。


けど、聞いてはいけない気がした。



だから、聞かなかった。

代わりに言った。




「行こう。」


「――うん。」




少女は、静かに頷いた。






キラキラと、ネックレスが、輝いていた。

美しく・・・眩しく。





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