指切りげんまん
第⑨章・約束
それから
5日後…

とうとう
退院の日


思えば
この病院では
色々あって…


私にとっては
ある意味…
思い出の場所に
なっちゃった


いつの間にか
清水くんが
入院していた
部屋の前に
きていた

当たり前だけど
そこに
清水くんの
名前はなかった


ふと
この病院に
清水くんが
入院してからの
出来事が
頭の中を
よぎって

私の目からは
涙がスーッと
こぼれ落ちた

清水くん…

どうして
こんな事に
なっちゃったの

どんどん
落ちてくる
涙…

拭いても
ふいても
止まらないの


ヤバイよ

お見舞いに
きてる人達や
看護士さん達に
すごい
みられてる



< 198 / 220 >

この作品をシェア

pagetop