社宅アフェクション
「こんなんほっといて、教室行くぞ、直人。8時を回ってる。10分までに教室入らないと、朝学習に間に合わなくなる」


確かに、現在8:04。3年生は2階、2年生は3階だから、年齢・体力・距離を考えると行かないと遅刻扱いだ。


「あ、おい!待てよ、かっちゃん!!」
「ちょっと2人とも!お姉さまと同じクラスでしょ!連れていってあげなさいよ!!」
「あぁ、ちょっ……」


黙々と生徒玄関に向かう勝彦とそれを追いかける直人。さらに追いかける蒼空と、手を引かれている私。


なんだかなぁと思いながらも、この事件めいた朝の一幕が、ムカつくけど少し楽しかったかもと、私は思ってしまった。
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