社宅アフェクション
昼休み終了5分前のチャイムが鳴っている。
密偵(?)を頼んだ不知火由香里とお昼ご飯を食べ、つい2分前に教室に戻ってきた私は、ため息をついていた。


「はぁ~あ……」


1回目


「はぁ~あぁ~あ……」


2回目


「はぁ~あぁ~あぁ~あ……」


3回目


「はぁ~あぁ──」
「どうしたのって聞いてほしいの?ハニー?」
「………っ!!!!ちょっと聞いてよっ!!!!」
「はいはい、どうした?5分以内でな」


声をかけてくれた直人に、私は話した。
勝彦が文系棟で大陸に会っていたこと。後をつけていたら由香里に会ったこと。由香里の協力で2人が図書同好会に入部したとの情報を得たこと。


「朝のことをどう思っているのか聞くのは忘れちゃったけど、この話、どう思う!?」
「ふーむ……」


3分で聞き終わった直人は腕を組んだ。




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