ギャップ彼女 2
『ほら、戻るぞ』
今にも泣き出しそうなリンの手を引っ張って行こうとしたが、歩みを進めない彼女。
「今さら戻れないよ」
消え入りそうな声でポツンと言うリン。
違う。お前は、何にも悪くねぇんだよ。
何もかもあの女せいなんだ。
それなのに、もう戻ってこねぇつもりか?
いや、ダメだ。
そんなの俺が許さねぇ。
俺は、思わず抱きしめた。
『お前のせいじゃねぇ。』
「…私のせい、だよ。」
『ちげぇ。確証はないが、お前は悪くない』
証拠はないが、きっとあいつがリンを陥れようとしているに違いない。