新撰組 『時が変わろうとも』

入隊


「「「えええーーー!!!」」」

み、耳が耳が痛い
キーンって耳鳴りがする。

「てめぇ、何で言わなかった!」

「入隊試験の前に言おうと声かけましたけど?
そしたら沖田さんが無理矢理引っ張って連れて行くから、言いそびれました」

「はぁ、ま決まったもんは仕方ねぇ。けど、お前が出るときは、人手が足りない時だ。いいな?」

「はぁ、分かりました」

置いてもらってる身だ。文句はない

「土方さん、こいつの部屋どうすんだ?」

「……」

こいつ忘れてたな?

「斎藤の部屋でいいだろう。斎藤なら安心だ
いいか?斎藤」

「俺は構いませんが…」

チラッとこっちを見た斎藤さん
私に意見を聞いてるのか?

それに土方が気付き

「神埼、お前はどうだ?」

「構いません」

「ならこれで今日はお開きだ。解散!」
< 23 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop