新撰組 『時が変わろうとも』

「構わん、そんな事より大丈夫か?」

「大丈夫です。ありがとうございます」

「そうか、ならいい」

斎藤さんはそう言うと私の横に腰かけた

「あのー、斎藤さん。俺に用があるんじゃ?」

そうだ、斎藤さんは私に用があって探してたんだ?

すると斎藤さんは無言で何かを差し出してきた

「?何ですか?これ?」

受け取って開けてみると、それはおにぎりだった

「食べろ。少しでも食べないと倒れるぞ」

「ありがとうございます」

私はおにぎりを一口食べる

「おいし…」

「そうか」

「はい!あ、斎藤さんも一つどうぞ。斎藤さんが作ってくれたんですけど」

「いや、俺は」

「俺二つも食えないので」
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