本当の居場所
あたしの部屋に二人収まって、甘い甘いキスをした。
唇を離しては、見つめ合い、またキスをする。
それを何度も繰り返した。
陽人がたまらなく愛しくて。
離したくなかった。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
あたしをまっすぐ見つめながら、陽人は言った。
この時のあたしには、
どんな愛の言葉よりも嬉しく感じた。
こっちこそ、出会ってくれてありがとう。
あたしを好きになってくれてありがとう。
どんなにありがとうを言っても、言い足りないよ…