きみにこい
「帰るよ、ちゃんと」
「……どうやって」
「普通に歩いて帰ります」
「……はぁ…」
佑真は相当眠いのか、枕に顔を埋めながら声も少しだけ掠れてる。
「……送る気力ねぇからここで寝れ」
「…………はい?」
「……早く電気消せ……眠い」
「はい!はい!化粧落として今すぐ佑真の隣に行くからね!」
ぃやったぁぁあ!
佑真と寝るなんて小学生以来!
佑真の誕生日なのにあたしがプレゼント貰った気分。んふ。