2D×3D
3時間後。舞台裏。


「俺が見せたかったことわかった?」

「はい!アイドルだったんですね!」

「驚いた?」

「はい!意外でした!しかもすごく人気だと。そんな方と仲良くしていいんでしょうか?」

…よかった。

テッキリ縁を切られたり、距離を置かれたりするかと思ったよ。
「俺だってひとりの人間。友達くらいいていいだろ?」
「友達…ですか。」
「あれ?俺だけそうおもってたの?」
「うれしいです。本当に初めてなんですよ、友達が、できたこと。知らないこともたくさん知れました。しかもアイドル…。」

信じてた答えが入ってきた。

これからも、ずっといれる…!

…と思ったら、

「すいません。バイトの時間です。」

あら、帰っちゃった。まあいい。これで隠していたこと一つは話せた。



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