忠犬ハツ恋
ガールズトークとイチゴシェイク
「美咲、私、明日公休だから。
明日の分のノート、後で貸してね。」

「えっ?公休?
明日だったっけ?陸上の試合!
頑張ってね!茜ちゃん!!」

「頑張るって言っても1年にはほとんど出番は無いよ。」

茜ちゃんはそう言って笑う。
その時檜山君が話に割り込んで来た。

「頑張ってボンボン持ってミニスカ履いて応援して来いよ〜周防。」

「あんたの発想はオヤジだね、檜山…。
じゃあね美咲。私、明日の用意あるから、バイバイ。」

茜ちゃんはそのまま陸上部の部室の方へ行ってしまった。
私はなるべく檜山君と関わるまいと先を急ぐ。

「おい、白石。今日シャロンに…。」

「行かない!」

「荒木センセ来るけど?」

「………行…かない!」

「あっそ?」

檜山君はそれ以上誘う事なく去って行った。
< 127 / 466 >

この作品をシェア

pagetop